今日、プーケットのダイビングにご案内したのは、日本からお越しのN様。
シニアからダイビングを始めて、すでに200本近く潜っています。
今回はピピ島マリンパーク3ファンダイビングをご希望でしたが、波が高くなりそうだったので、透明度も良く、落ち着いて潜れるラチャノイ島ラチャヤイ島3ファンダイビングに、事前に変更していただいてご案内しました。
予報とは異なり、思っていたより波が高くならなかったので、1本目はプーケットのラチャノイ島へ行くことが出来ました。
潜ったのはこの時期のメインのポイントのバナナベイ。
写真からもわかるように透明度は抜群で、20mを超えていたと思います。

今日は、バナナベイのいつものブイよりも、やや北側に係留されたので、あまりダイバーの数も多くなく、青い海をのんびりと潜っていただきました。
サンゴの上に群れるオレンジ色のネッタイスズメダイがきれいなポイントです。

今日のお客様のN様は、360度カメラを持参でした。
これはインド洋固有種のインディアンダッシラス。
サンゴの上をふわふわッと泳ぐ姿がかわいい魚です。

浅場を潜っていると、ツバメウオの若魚に出会いました。
成魚になるとどちらかと言うと真四角の身体ですが、若魚はこんな感じで長細いのが特徴。
胸鰭も長くて、優しい顔に見えます。

透明度が良いのが良くわかってもらえると思います。
手には360度カメラで、フィンはバラクーダと言う、ものすごい長いフィンを履いていました。
本当はどんなに強い流れの中でも、この長いフィンを履いていればぐんぐん進んでいくのですが、今日はほとんど流れがなくフィンの性能を発揮するには物足りなかったかもしれません。
それでものんびりダイビングが好きでと言ってもらいました。

これは2本目に潜ったラチャノイ島のマンタベイで、最後の10分くらいで出会ったウミガメです。
子亀だったのですが、体験ダイビングの数チームに追い掛け回されていました。
子亀も負けじとダイバーに甘噛みしたり、方向をあちこちに変えたりしながら、ダイバーたちをあしらっているように見えました。
私のカメラにも急接近。
こんなドアップを撮ったのは初めてでした。

ウミガメってのろまのように見えますが、ひれを一度動かすだけでぐいぐいと進んでいきます。
その泳ぎについていけたのは、長いフィンのおかげかもしれません。
ウミガメと横並びになって、360度カメラを上手に構えて撮影していました。
動画の出来上がりが楽しみですね。

こちらは3本目に潜った、プーケットのラチャヤイ島No1ベイの、沈船のわきで休んでいたウミガメ。
上のカメは甲羅が苔むしていて、顔がとんがっているタイマイ。
下のカメは甲羅が緑色につるつるしていて、顔がすとんと落ちているアオウミガメです。
2種類のカメが見られるのは、とても珍しいです。
このアオウミガメは、1番乗りしたので会うことが出来ましたが、私たちに気が付くとすぐに泳ぎだしてしまいました。

今日2度目に出会ったタイワンカマス。
しかも大群です。
深度もちょうど10m弱だったので、群れの中に入り込んでたっぷりと楽しんでいただきました。
ここでも360度カメラが大活躍です。

ブロックの上でのんびり泳いでいた、ハナミノカサゴ。
ライオンフィッシュと欧米人は言っていますが、とても優雅な泳ぎです。

今回は、ダイビング器材一式と、ゴルフバックも持ってタイに遊びに来たとおっしゃっていました。
「海はいいですね。楽しみです」と何度もおっしゃっていて、すっかりダイビングの魅力に取りつかれていたN様。
明日からは3日間、友人の方とゴルフだそうですが、ダイビングの方が楽しいともおっしゃっていました。
年齢は私と一緒で、あと少しでリタイアを迎えますが、ダイビングにゴルフにスキーにと、遊べるときに遊んでおこうと、毎週のように出かけているみたいです。
これからもぜひダイビングを続けて、またプーケットの海に潜りに来てください。