世界ではオミクロン株が徐々に感染拡大になって、アメリカもイギリスでもまた、過去最多の感染率と言うニュースが入っていますね。
せっかくデルタが終わって明るい未来が見えてきたと思ったのに。
ただタイでは7月のプーケットのサンドボックスから始まり、11月にはバンコクをはじめ、いくつかの都市で外国人観光客を受け入れ始めました。
オミクロンでまた規制強化する国も出ていますが、タイは観光復活へ舵を切ってその方針はいまだ変えていません。

2週間続けてダイビング

私も今日から年明けの1/2まで約2週間、連日のダイビングに出かけます。
今日から3日間はシンガポールからお越しの女性とオープンウォーター講習。
1日休みをとって、そのあとは引き続きアドバンス講習まで行います。
その後はご夫婦とファンダイビング、今年最後は若い女性とまたオープンウォーター講習です。
年が明けたらリピーターの方とファンダイビングも予定されています。

年末年始でも普段と変わらないように!

デルタ株でダイビングのお客さんがいなくなって、毎日毎日デスクワークだった身体に、年末年始のダイビングが乗り切れるか少し心配ですが、ダイビングができて、お客さんと接することができる楽しさの方が、今のところは上回っています。
私のショップは1日1組なので、他のダイビングショップのように、年末年始で大儲け!と言うわけにはいきませんが、その日1組のお客さんにしっかりとサービスして、たっぷりとプーケットのダイビングを楽しんでいただこうと思っています。

オープンの学科講習の仕方

今回オープンウォーター講習が続きますので、すこしだけ学科講習の仕方をご紹介したいと思います。
今回のお客様を例にしました。

テキストの送付

今回のダイビングライセンス講習の予約を頂いたのが、約3週間ほど前。
お客様の名前や宿泊ホテルと言った情報を頂いて、健康チェックも済ませた後に、予約金の3,000バーツ(約1万円)を振り込んで頂きました。入金確認ができた時点で、まずはテキストを自宅に送付しました。

プーケットからシンガポールまでは、国際郵便EMSで約3日間。
PADIのテキストはとてもしっかりできていて、これを1冊読むだけで、ダイビングのすべての知識が身に付きます。
とはいっても5cmほどある厚いテキストを見ただけで、普通の人は少し尻込みしてしまいます。

ダイビング講習の自宅学習開始

以前はテキストをダイビング講習当日にお渡しして、お客様と私が一緒にテキストを読み進めながら講習を行っていました。
ただこれだと、どうしても時間がかかります。
学生以来久しぶり座学で、お客さんの疲れ具合もかなりなものでした。

ビデオを見る

そこで今ではテキストを事前に自宅に送付して、自宅学習を行ってもらっています。
テキストが手元に届いたところで、講習のためのビデオが見られるようにURLを送ります。
このURLを開けば、パソコンでもスマホでも、どこでもダイビングのビデオが見られる仕組みです。
自宅はもちろん、隙間時間の会社までの移動中など、どこでもビデオを見ながらダイビングの学習ができます。

章末の「知識の復習」を解く

PADIのオープンウォーター講習は5章からできているので、1章ビデオを見終わったら、テキストを開いて少し復習。
そして章末にある知識の復習(ナレッジレビュー)を解いてもらいます。
ほとんどが4択の簡単な問題で、記述式のような大変なものではありません。
ビデオを見る時間が約1時間。
問題を解くのが10分ちょっとでしょうか。
全ての問題を解き終わったら、そのページの写真を撮って、私にLINEなどで送っていただきます。

LINEを使って答え合わせ

送っていただいた知識の復習を私が答え合わせします。
多くの方が1問~3問くらい間違えるくらいで、全問正解の方もたくさんいらっしゃいます。
間違えた問題は、正解が引き出しやすいように、私がLINEでコメントします。
コメントを読んで、もう一度テキストを見直してもらえれば、知識がしっかり身につくようになっています。

これを5章まで繰り返すのですが、さすがに5章すべてをいっぺんに解くのは疲れてしまいます。
なので土曜日や日曜日の仕事がないときに少しまとめて、2章~3章行う方が多いようです。
2週間~3週間くらいの余裕をもって、自宅学習をしてもらいますので、皆さんなんとか自宅学習を終えてプーケットにやってきます。

プーケットで講習スタート

コーヒーショップで学科講習

プーケットに到着されて、いざオープンウォーター講習がスタート。
初日の朝にホテルにお客様を迎えに行って、ダイビングプールへ。
初日の午前中は、学科講習を行います。
講習場所はプール脇のコーヒーショップ。
好きな飲み物をテーブルに置いて、リラックスした雰囲気の中で講習がスタートです。

実際のダイビングの話を盛り込んだ講習

すでに5章分の知識の復習が終わっていますので、知識はほとんど頭に入っていると思いますが、私と一緒にもう一度テキストを使って知識を深めていきます。
実際に海で起こったことや、ビデオでは少しわかりづらかった点などを、机上ではなく実際のダイビングに役立つような内容を盛り込んでいきます。

1章に約30分程度をかけて、テキストの内容をもう一度おさらい。
最後は10問クイズを解いて知識の確認です。
4択の問題なので、3分くらいあれば問題を解ききってしまいます。
正解率もほとんどの方が、8割~10割くらい。
PADIのビデオと、お客さんのテキストを使った学習と、私の補足で知識が深まる仕組みです。

途中に休憩をはさみながら、5章まで学科講習にかかる時間が、約2時間ちょっと。
以前自宅学習をしてもらわなかったときは、5時間ほどかかって、お客さんもお疲れだったことを考えると、だいぶ違います。

11時過ぎには近くのレストランでランチをゆっくりとって、少し学科講習の疲れをとってもらいます。
食後の休憩も入れても12時ころには、次のプール講習が始めらるので、プールの時間もたっぷりととることができます。

学科講習は大変?

今日は私のショップのオープンウォーター講習の学科の方法について少しお話ししました。
大人になってからの勉強は、なかなか辛いものです。
なのでPADIの教材を使いながら、お客さんの隙間時間も上手に使ってもらいながら、知識も深めてもらえるような方法を考えてこんなスケジュールにしました。
これからダイビングを始めたいと思っている方。
でも学科講習って大変そうだな!?と思っている方。
そんな方にすこしでもオープンウォーターの学科講習の内容がわかっていただけるとありがたいです。