ダイビングスキルアップ(指示棒じゃなくて、支持棒?)

今日はダイビングスキルアップというわけではないのですが、プーケットダイビングをしていた時に気づいたことをご紹介します。
上の写真、赤丸で囲まれたところがわかるでしょうか?
そう指示棒です。
ただ指示棒は本来、なにかを指したり、タンクなどをたたいてバディを呼んだりするものです。
それがこのダイバーは、杖代わりにして、支持棒になってしまっています。
実はこのダイバー1人ではありません。
一緒に潜っているチームの人も、こんな風に指示棒を杖がわりに使っていました。

まだ砂にさしていればよいのですが、サンゴを突きさしている人も見かけます。
泳ぐときに指示棒を握りしめていて、カメラを取るときや、こうしてサンゴの中をのぞくときに、必ず指示棒で身体を支えます。

ひと時、日本人のダイバーも同じような使い方をしているのを見かけました。
私がタイに来た当時ですから、もう20年近く前になります。
その当時、サンゴの保護に過敏なヨーロッパ人ダイバーたちが、サンゴを突きさしている日本人を見て、非難していたのを思い出します。
とはいえ、今ではタイで潜る日本人の数も減っていることもありますが、指示棒を使っている日本人をほとんど見なくなりました。
上の写真も他国のダイバーです。
インストラクターも同様に指示棒をあまり持っていません。
なので、なおさらこんなダイバーが目立ちます。

昨日のブログでも砂に手をつくこと、という内容を載せましたが、あきらかに指示棒を杖代わりにして頼っているこの潜り方は、スキルアップのチャンスを失っている潜りだと思います。
また、自分の指は怪我したくないけど、サンゴは傷つけても良いという、そんな考えをしているようにも見えます。

海の世界は、魚たちのもの。
人間はお客さん。
お客さんらしく、振舞ってほしいものです。

今日のプーケットの海の様子(ラチャノイ島ラチャヤイ島体験3ダイビング)

今日、プーケットのダイビングにご案内したのは、会社の同期のお二人。
勤続6年目にもらえる、リフレッシュ休暇を利用して、プーケットへやってきました。
お二人ともダイビングをするのは初めて。
最初はラチャヤイ島体験2ダイビングで申し込まれましたが、快適な船を利用してほしいということで、ラチャノイ島体験2ダイビングに変更をしていただきました。
辛い料理が得意で、タイを選んだお二人。
船の上では、次から次へと出てくる食事にびっくりしていました。

実は泳ぎ対しては、お二人は対照的。
お一人は泳ぎが全くできません。
顔をつけて泳ぐことはできますが、息継ぎをしようとすると沈んでしまうので、自分は泳げないと思っています。
なので、1本目の最初は、こんな風にレギュレーターをずっと手で抑えていました。
体験ダイバーで緊張している人は、とかくこんな風にレギュレーターを抑えがちです。

それとは対照的に、もう一人の方は、以前水泳をしていました。
ダイビングのコツもすぐに呑み込めて、こんな風にサンゴの上をすいすいと、ポーズをとりながら泳いでいました。

そんなお二人ですが、今日のプーケットラチャノイ島は、いつものように透明度が良かったので、安心して潜れたみていです。
1本目の後半には、サンゴエリアに入って、こんな風に上手に泳げていました。
レギュレーターを抑えていた手はもうすっかり、胸元に降りていますよね。

砂地ではこんなポーズも撮りました。
これ、船上で話をしていたので、上手にハートができていますね。
まだ20歳代とお若いので、私のこんなリクエストにも楽しく応じてくれました。

これもばっちりです。
私が撮る写真ではなかなかこんなポーズはありませんが、楽しんでいる感じが出ていますよね。

はい、インド洋固有種とも一緒に写って、プーケットの写真になっています。

1本目上がってくると、とてもいい笑顔でした。

これは2本目に潜った、プーケットのラチャノイ島のフリーダムリーフ。
今日はすこし北側のロープを取ったので、少しだけ深場に行ってみました。
青い世界が広がっていますね。

こんな景色もきれいでしょ。
でもちょっと流れがあったので、泳ぐのが難しかったかな?

浅場にくると、流れもほとんどなくなって、エダサンゴの上にむれるオレンジ色のネッタイスズメダイと一緒に、上手に写っていました。

泳ぎができないといっていた後ろの女性も、上手に泳いでいますよね。
本人が考えているほど、決して下手ではないんです。
むしろ上手だったと思います。

これはプーケットのラチャヤイ島の新しい沈船。
体験ダイビングでも潜れる12mラインがここ。
大きな沈船を見て、びっくりしていたようです。

深場にもタイワンカマスの群れが群れていましたが、8m程度の浅場にもカマスがこんな風に群れて、銀色の体をぎらぎらさせていました。

本人はバイクにまたがるつもりだったのですが、なかなか沈めなかったみたいです。
でも上手ですね。

これはおまけ。
ラチャヤイ島の浅場を泳いでいた、真っ白なウツボ。
Webで調べてみると、とても珍しいみたいです。
変異種だと書いてありました。
これを見ると、なんだか幸せになるらしいですよ。

初めてダイビングをしたお二人。
初めてのダイビングがプーケットの温かくて、透明度の良い、最高のコンディションで潜ってもらいましたが、ぜひライセンスを取って、これからもダイビングを続けてほしいです。
またプーケットに潜りに来てください。